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対応疾患
ストレスから生じている「こころ」や「体」の不調に対応します。また、社会や家庭での対人関係の問題にも対応します。
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- 憂鬱、気力がでない、不眠、頭痛、食欲不振、死にたい
- パニック発作、不安、動悸、吐き気、電車や飛行機に恐怖
- ささいなことが気になる、同じことばかり気にしてしまう
- 情緒不安定、自傷
- 過食、拒食
- 原因不明の身体不調
- 対人恐怖症、不登校、出社拒否、家庭内暴力、子供への虐待
- 夫婦関係や親子関係の問題
- 会社での対人関係が難しい
- 人とうまく関係が持てない
など、いろいろな不調に対応します。
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診療内容
- 薬物療法
- 精神療法(カウンセリング)
- 家族相談
- 保健福祉援助(自立支援、手続きや障害年金の診断書など)
以下に、最近多くみられるうつ病と発達障害について説明します。
うつ病
うつ病は、病気です。弱気になったりマイナス思考になったりしますが、自分を責めるのではなく、まずは、病気を理解することから始めましょう。
うつ病の主な三つの症状として、①気力が無くなる抑うつ気分②興味や喜びの喪失③疲れやすさなどが挙げられます。
他の症状として、
- 集中力や注意力の減退
- 自信の低下
- 自己の罪責感と無価値感
- 悲観的な見方ばかりしてしまう
- 自傷もしくは自殺の観念・行動
- 睡眠障害
- 食欲不振
などが挙げられます。
これらの症状が2週間以上続く場合には、一度、心療内科を受診することをお勧めします。
軽症うつ病
最初に挙げた主な三つの症状のうち、二つ以上に当てはまり、他の症状に二つ以上当てはまる場合は、軽症うつ病の可能性があります。
ただ、軽症の場合は、日常の仕事も苦労しながらでも行えてしまうため、うつ病だと気付いていない患者さんが多いのも事実です。
中等症うつ病
最初に挙げた主な三つの症状のうち、二つ以上に当てはまり、他の症状に三つ以上当てはまる場合は、中等症うつ病の可能性があります。中等症うつ病の場合は、日常生活を送ることや、社会生活がだんだん困難になってきます。
重症うつ病
重症うつ病には、精神障害を伴わないものと、伴うものとがあります。
精神障害を伴わない重症うつ病
最初に挙げた主な三つの症状全てに当てはまり、他の症状に四つ以上あてはまる場合は、重症うつ病の可能性があります。
重症うつ病になると、日常生活を続けるのは、ほとんどできなくなります。
精神障害症状を伴う重症うつ病
上記に全て当てはまり、妄想・幻覚・幻聴などの症状が現れたら、精神障害症状を伴う重症うつ病と考えられます。
このようになる前には、専門家を受診しましょう。
上記以外でうつ病を示すときの精神疾患
- 発達障害のうつ状態
- 気分変調症
- 統合失調症にともなううつ状態
- 愛着障害の見捨てられによるうつ状態
ここでは、分かりやすいようにいくつかポイントを挙げてお話しましたが、少しでも気になったら、気軽にご連絡ください。
一緒に話しながら、改善して行きましょう。
発達障害
アメリカの「精神疾患の診断・統計マニュアル第5版(DSM5)」において、神経発達障害は以下のように分類されました。
すなわち、知的能力障害、コミュニケーション障害、自閉症スペクトラム障害、注意欠如多動性障害、限局性学習障害、運動障害などである。
ここでは、自閉症スペクトラム障害(ASD)と注意欠如多動性障害(ADHD)について説明します。
自閉症スペクトラム障害
自閉症スペクトラム障害とは、DSM第4版において自閉性障害、アスペルガー障害、特定不能の広汎性発達障害、小児懐死性障害、レット病などと分類されていた障害が、1つの連続体として理解する概念です。
そのため、アスペルガー障害とか、特定不能の広汎性発達障害などという名称は、第5版の分類から消えています。 その特徴は、第1に社会的コミュニケーションおよび対人関係相互反応における持続的な欠陥であり、第2に、行動、興味の限定された、反復的な様式がおこなわれることです。成人の自閉症スペクトラム障害はこれらの症状が発達の早期から出現し、社会機能の障害を引き起こしています。
注意欠如多動性障害(ADHD)
ADHDは、不注意、衝動性、多動性の三つを特徴としています。忘れものが多い、衝動的に行動してしまう、落ちつかないという症状が生活にあらわれます。成人のADHDを診断するには。さらに生活史的に12歳になる以前から三つの症状の存在が必要となります。